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高校3年生の夏らへん。
最後の大会で負けて、所属していた軟式野球部を引退し、進路について本格的に動き始めた。
俺のやりたかった仕事は、その時点で大きく分けて二つあった。
一つは、福祉関係。
これは、母親が介護の仕事をしているし、何となく需要がありそうだと思ったからだ。
もう一つは、動物関係。
とゆうよりも、犬についての仕事がしたかった。
そして、動物関係の仕事となると、専門学校に行かなくてはならなかった。
そう。
俺は、まだ社会人になりたくなかった。
就職難就職難ってよく言うけど、職種を選ばなきゃいくらでもある。
特に介護職なんていっぱい求人が来てた。
けど、みんな楽な仕事のほうがいいに決まってる。
俺も同じ。
学生生活という楽な道に逃げたかっただけなのだ。
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