1.俺のしたかった仕事

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高校3年生の夏らへん。 最後の大会で負けて、所属していた軟式野球部を引退し、進路について本格的に動き始めた。 俺のやりたかった仕事は、その時点で大きく分けて二つあった。 一つは、福祉関係。 これは、母親が介護の仕事をしているし、何となく需要がありそうだと思ったからだ。 もう一つは、動物関係。 とゆうよりも、犬についての仕事がしたかった。 そして、動物関係の仕事となると、専門学校に行かなくてはならなかった。 そう。 俺は、まだ社会人になりたくなかった。 就職難就職難ってよく言うけど、職種を選ばなきゃいくらでもある。 特に介護職なんていっぱい求人が来てた。 けど、みんな楽な仕事のほうがいいに決まってる。 俺も同じ。 学生生活という楽な道に逃げたかっただけなのだ。
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