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「あら、おかえり。」
あ、ただいま。
お母さんは、晩御飯の支度をしていた、
ねぇ、お母さん
「ん?どーしたの?」
今年は影斗兄さん帰ってくるのかな?
「影斗?さぁ?しらないわよ。」
いつになく、冷たいお母さんの声
「まぁ、あのバカ夏になったら帰ってくるからねー。帰ってくるんじゃない?」
そっか。そうかー。
影斗兄さんは、お母さんの弟。
お母さんとは、年が離れていて。
血は繋がってないとか、聞いたことがある。
どちらかというと私のお兄ちゃん。と言った方が良いのだろうか。
6つ上で大学3年生だ。超有名な大学に入って、首席(なんか、偉いらしい)らしい。
お母さんは、やたら嫌う。
いや、嫌いな訳じゃないみたいだけど、
厳しい。
私の初恋の相手だ。
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