影と陽(憧れと私)

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あまりのうれしさに、テンションがあがり、ソファーでゴロゴロしていて ふと思い出す。 ねぇ、お母さんってさ、高校。遠いところに行ったじゃん? 「うん。そうねー、2年から寮に入ったからねー。」 どうして、遠くの高校に行こうと思ったの? 「んー?前も言ったとおりね、デザイナーになるって決めてたの。有名にならなくて良いから、自分の知り合いと、その知り合いまでが、着てくれて、幸せになれればそれで良いと思ってたからかな?」 そうなんだ。んー、そういうとこお母さんに似たかった。 「あんたは、あんた。デザイナーになんてならなくて良いし。迷って当たり前よ。私なんて、おばあちゃんに勘当って言われたのよ?専門学校行くときに え?そうなの?仲良しじゃん 「帰ってきて、あんたが生まれてからかしら、仲戻ったの」 へぇ、意外だね。
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