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そっか、お母さんはさは私にあーしろ、とかこーしろ、って言わないの?
「あーすれば良いのにとか、思うよ?あんたみてたら、おばあちゃんの気持ちが分かっちゃう。でもね、私には言う権利ない。私は自由に生きてきたから。」
洗い物から手を離さない
こっちを向いてはいないが
微笑んでるのがわかる。
そっか。わかんないや。
「わからなくて、当たり前よ」
え?
「そうやって、悩むのが未来のことで良かったわね。過去の事だったら変えれないけど未来はいくらだって作れるのよ」
うん。
「がんばんなさい、私の娘なんだから」
はいっ。がんばりますっ
「よろしい。明日は朝はやいんじゃないの?お風呂はいって寝な。」
時計を見ると22時を過ぎたくらいだった。
そうだね、寝るよ。
お風呂行ってくるね。
とソファーから立ち上がった
微笑みながら、横目でお母さんが見てるのが分かった
微かに口元が動いた気がした。
もしかしたらお母さんには私の未来がみえてるのかな?
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