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「つけていたのはあなただったのね」
「……白だな」
「はぁ?」
訳が分からなそうな表情をするが、すぐに意味がわかり、俺の腹を蹴った。
「なにするんだよ!」
「こっちのセリフよ!不潔!汚い!汚物!やだやだやだ!本当に最悪!」
「言い過ぎだろ!」
一通りリリアーナは俺を罵倒し終えるとすぐに、本題に入る。
「それで何故後をつけていましたの?」
「探偵家業で」
「もう一回投げますわよ」
「冗談です。ただリリアーナが心配で」
投げ飛ばされたくないので正直に話すと、リリアーナは驚いたのか少し言葉がつまってしまう。
「な、なに心配してんのよ!私は強いんだから大丈夫よ!」
「ですよね」
「随分とアッサリ認めたわね」
投げ飛ばされましたから。
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