01、マヨナカテレビ

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「つけていたのはあなただったのね」 「……白だな」 「はぁ?」 訳が分からなそうな表情をするが、すぐに意味がわかり、俺の腹を蹴った。 「なにするんだよ!」 「こっちのセリフよ!不潔!汚い!汚物!やだやだやだ!本当に最悪!」 「言い過ぎだろ!」 一通りリリアーナは俺を罵倒し終えるとすぐに、本題に入る。 「それで何故後をつけていましたの?」 「探偵家業で」 「もう一回投げますわよ」 「冗談です。ただリリアーナが心配で」 投げ飛ばされたくないので正直に話すと、リリアーナは驚いたのか少し言葉がつまってしまう。 「な、なに心配してんのよ!私は強いんだから大丈夫よ!」 「ですよね」 「随分とアッサリ認めたわね」 投げ飛ばされましたから。
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