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「一ついいか?」
「なに?」
「何で急いでたんだ?」
「……えっと…」
言いにくい事なのかリリアーナは顔を少し赤らめている。
「今日の話を聞きました?」
「話って友達と喋ったから色々と頭に」
「……友達」
「リリアーナ?」
「あ、マ、マヨナカテレビの事よ」
そういえば話をクラスの女子達が話していたな。
俺はそこまで思い出し、リリアーナが何を考えているかもわかった。
「…………」
「何か喋りなさいよ!」
「いや、だってマヨナカテレビって都市伝説だし」
「都市伝説かどうか今日確かめるんですわ!」
「何処で?」
「この裏道に私の家の一つがありますから、そこで」
そうか自分の家の一つで試すのか……家の一つ?
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