01、マヨナカテレビ

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自宅に帰り、今日の出来事を思い返す。 「本当に見てんのかな」 マヨナカテレビが始まる時間に近づいていくにつれ、俺はテレビに集中していく。 「……本当に映るのか」 半信半疑ながらも時間は過ぎていき、そして真夜中に時計の針が止まり、妙な感覚が身体を襲う。 「……今の感覚は」 自分が感じた感覚を無視し、俺はテレビを見た。テレビにも妙なノイズが走り、人の姿が映し出される。 「……本当に映った」 その時、何を思ったのか俺はテレビに手を伸ばし、画面にそっと触れる。 水面に腕を沈み込むように腕がテレビの中に入っていく。 「な、テレビの中に入っていく」 驚くが好奇心の方が強かったのか、俺はそのままテレビの中に入っていった。
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