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先程の少年とは離れた場所に一人の女性と一人の男性がこの街に来ていた。
「本当にここなのか美鶴」
「間違いないだろう。桐条グループが総力をあげたのだからな」
「なら俺達はしばらくこの街にいるのか?」
「そうなるな」
二人の男女は互いに複雑そうな表情をするが、すぐに辺りを見回す。
「まさか影時間が復活しているとはな」
「確かに、だがアイツが救ったんだ。俺達がそれを受け継ぐべきだろう」
「そうだな」
街中にたっている棺桶に目をくれ、二人はこの街に滞在するための準備を始めた。
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