01、マヨナカテレビ

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今朝会った少女は本当に転校生だったようで、今日この2-Cにクラスの一員として入ってきた。 「………なんで私が」 「おい!」 「なによ……って今朝のあんたか」 「……火結星夜(ほむすび せいや)だ。人をあんた呼ばわりするなよ」 俺の名前を無理矢理教えると少女は黙り、窓から外をジッと見ている。 俺の話は無視、と言うことなのだろうか。 半ば諦めかけた瞬間に少女は恥ずかしそうに口を開く。 「リリアーナ・ルシフェル……私の名前よ」 「外国人?」 「なんで見た目でわかんないのよ、あんたは」 結局リリアーナは口を聞くことすらなく、早々と下校してしまった。 俺はその様子をただ黙って見ている事しか出来なかった。
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