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帰りの時間になるとリリアーナは勢いよく立ち上がり、天之川学園を飛び出すように出ていった。
昨日とは違い、今日は心なしかテンションが高いようで俺はそれが気になり、リリアーナの後についていった。
俺は随分と変わった街並みをぼんやりと眺める暇すらなく、リリアーナを走って追いかける。
「リリアーナの奴、何で何処に向かってんだ?」
自分でもなぜリリアーナを追っている理由はわからない。
だが放っておけないと思う気持ちは本物だというのはわかる。
「……裏道に入ったな」
暗く怪しい裏道にリリアーナは曲がると俺はそのまま裏道に向かい曲がる。
そして地面に投げ飛ばされた。
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