episode.1 だからこそ

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ポカポカと心地のよい春の陽気を受けながら、通いなれた公園のベンチに腰を掛け、はしゃぐ友達の姿を眺める。 俺の名は能代 雄一。 近くの高校に通う男子高校生だ。 学年は二年生。 ちなみに彼女はいない。 そんな俺にも女の子の友達はいる。 と、言っても、まだ幼い小学生の女の子ではあるのだが。 みんなそれぞれ可愛く、魅力的で、将来的には俺みたいなのとは違う、凄くよい彼氏ができたりするのだろう。 が、今はまだ、俺みたいなのと遊んでくれている。 だから、俺も彼女たちをできるだけ喜ばせてあげたいと思うし、大事にしたいのだ。
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