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俺の涙のカミングアウトの後、しばらく楓と二人であまり会話を交わすこともなく静かに時を過ごした。
……同情されたままなのだろうが、楓がいつもより身を寄せてきていたのが気になる。
……まさか、禁断の愛!?
……ないわー。
あの楓が俺にラブってるとか、絶対にないだろう。
キモがられることはあってもだ。
……すぐに思い直したが、一瞬でも有り得ない事を思ってしまった自分に嫌になりながら、楓と二人で過ごしたあと、風呂に入り、俺は早めに寝床に就いたのだった。
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