episode.1 だからこそ

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すると目に写ったのは、パジャマが少し乱れて、色々とややこしい事になっている妹の姿だった。 ……何故だ? 俺に抱きついていたからか? だってあまり動いてないぞこいつ。 あるぇー? とりあえず俺は見なかった事にして、布団を楓の肩まで掛けてやった。 優しい兄だろ? そしてまた目を閉じた。 ……。 はい。ごめんなさい。 さっきの楓の姿が頭に浮かびます。 胸の谷間が見えてたもの。 ……妹相手に何を考えてるのだろう。 「……あつい……」 そんな時、いきなり楓はそんな事を言ったと思うと、がさごそと何か動き出したではないか。 な、何をしているのだろうか。 うっすら目を開くと楓の奴、とんでも無いことをしていやがった。 パジャマのボタンをいくつか外しているではないか!!! ちょ、マジでなにやってんの!?
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