冒険世界アスドゥア

アスドゥアの神話

【世界を守護する神】

アスドゥア世界が創られた時、創世を司る真なる神によって、世界を守護する役目を与えられた者＝世界神を生み出しました。
真なる神は生まれたばかりの三人の神にアスドゥア世界を託して自分の世界に還ってしまいました。

この時生まれたのが、光の神ポー、闇の神ラー、天秤の女神アーミストです。
この神たちはよく働き世界を護り、育まれた生命を導いていきました。

光の神ポーと闇の神ラーはたまに方針について衝突することもありましたが、天秤の神アーミストの仲裁もあり、穏やかな時間の中に世界を置くことができました。
しかし、光の神ポーと闇の神ラーの確執は徐々に『災害』という形となって世界に害をなすようになりました。その度に女神アーミストは世界の調停に勤しみました。
光と闇が対立するのは本質の違いからくる必然のようなものだったからです。

女神アーミストが世界の修復に奔走する中、それは最悪の姿をとって現実化するのです。
光の神ポーは世界を護るためと『光の盾』の軍勢＝リューン、闇の神ラーは同様に『闇の剣』の軍勢＝ガリューンを自らの魂を媒介に生み出してしまいました。

女神アーミストは二人の神の確執を止めることができなくなっていました。彼女には来たるべく大破壊を予測することぐらいしかできませんでした。
その危惧は現実となり、光の軍勢と闇と軍勢の戦いは起こり、世界は破滅へと向かいました。

女神アーミストは争いの場に赴き、二人の仲裁をしようとしました。
これがキッカケとなり、仲裁に応じようとした光の神ポーは、同じく応じるフリをした闇の神ラーに討たれてしまいました。
命尽きる寸前に光の神ポーは闇の神ラーの体を引き裂きました。
二人の神の死によって戦いは終わるはずでした。
しかし、闇の神の体は三つに分かれ『魔神将』を世に放ってしまいました。三人の魔神将は『光の盾』たるリューンを圧倒的な力で滅ぼしてしまいました。

そうして、闇の時代が始まったのです。

世界を守護する神は役目を失ってしまいました。