死神

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「ハイド様の命令だ 貴様の命を貰う!」 一人の男性がルシフェルに刀を向ける。 そして、ウエスタンキャップを被った男性がニヤリと不気味な笑みを浮かべる。 「いくら死神でも爆発には負けるだろ?」 その言葉の意味が直ぐに理解出来た。 刹那、役所も含めてこの辺りは爆発してしまい、街のみんなはパニック状態に陥り、ルシフェルは爆風に巻き込まれてしまう。 辺りに何も無く、一瞬の出来事なので、防ぐ事が出来なかった。 「フハハハハハ!!! 無様だな死神!!」 ルシフェルは両腕と両足に火傷を負う。 そして、ローブも所々破れてしまう。 「クッ……」 ハイドに先程やられた背中の痛みもまだ残っており、ルシフェルはだんだん弱ってきてしまう。 「いけウルフェン」 ウエスタンキャップを被った男がルシフェルの方を指してそう言うとクリーチャーがルシフェルに歩み寄る。 「ウルフェンか…… なかなか面倒くさいクリーチャーを飼ってんな」 するとウルフェンはよだれを垂れ流しにしながら、ルシフェルに襲いかかる。 ルシフェルは後ろに跳んで、ウエスタンのパンチをかわす。 ウルフェンのパンチはルシフェルがいた場所の地面を、小さいクレーターのような物が出来地面を抉る。 スピードとパワーを兼ね備えたクリーチャーだ。 体長はおよそ3メートルくらいで通常のルシフェルよりかは少し小さめだ。 大人のウルフェンは5メートルくらいあり、このウルフェンまだ子供なのである。
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