アンダーグラウンド第4

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「で、何や 何処に向かってんねん」 「俺達はリバースタウンに向かってる」 「おお! 何や俺と同じやんけ! 足無いやろ? 乗せたろか?」 ロイドは右手で拳を作り、左手の掌でポンと叩いた後、自分の車に指を指しながらそう言った。 「いいのか?」 「古い仲やん! 気にすんなって!」 ロイドは満面の笑みでそう言ってルシフェルの右肩に手を置いた。 「なら遠慮なく」 「じゃあ乗って」 ロイドに言われるがまま、ソラとルシフェルは後部座席に乗った。 ロイドは運転席に、鍵を差し込みエンジンをかけて、アクセルを踏む。 因みにこの車は四人乗り。 ひたすら前に進み続ける。 眩しい太陽が輝き、車が走っているお陰で、少し涼しい風が三人に当たる。 「で、何の目的で行くんや?」 ロイドの声は、車のエンジン音と追い風で少し聞き取りづらく、時折言葉が途切れ途切れになる。 だから、少し大きめの声でルシフェルを呼びかけたのだ。 車の時速はおよそ120キロと言った所。 「アンダーグラウンドに行く」 「何でまたそないな物騒な所行くねん?」 「セーラを見つけてな 会いに行こうとしている」 ロイドはそれを聞いて大きな 声を出して驚く。 「ホンマかいな!? やっと見つかったんか!」 「ああ……」
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