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15年の歳月が過ぎた頃…
「早くしないと入学式がはじまっちまうよ~!」
あの赤ちゃんだ。
あの後、子供のいない夫婦に拾われ、育てられていた
「はいはい。分かっていますよ。あなた!早く支度してちょうだい!」
多分母親だろう。
「待ってくれ。今じゅうたんをだすから!」
父親だ。
そういって手を叩くと綺麗な赤いじゅうたんがでてきた。
「よ~し出したぞ!さぁのりたまえ」
なぜじゅうたんなんかに乗るかと言うと、この世界には魔法と言うものが存在している。
このじゅうたんは、まぁ魔法のじゅうたん的な物だ。
「何をしてるんだ母さん?早くのりなさい。さぁアークも早く!」
少年の名前はアークと名付けられたようだ。
二人同時に「は~い」と言って飛び乗った。
「じゃあ行くぞ!そ~れ」じゅうたんは空へ飛びたった。
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