異世界への扉

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「人違いで済むかあぁぁぁ! キリッじゃねえぇぇ!」 「だってあまりにも紛らわしい言い方をするから……」 「紛らわしくねぇーよ!カラオケ断って存在消すっておかしいだろ!」 「うう…… すまない……」 だから、ごめんじゃ済まないんだよ…… もうオレのことを知っている奴なんていないんだから 「そ、そうだ!君、物は相談なんだが」 「……何だよ」 「次の世界を救ってみないか?」 ………ハァ 「もうとっくにそのつもりだよ」 「あ、ありがとう!」 「仕方ないだろ、元の世界に戻っても戸籍自体にオレが載ってないんだから 次の世界に戸籍とかは無いよな?」 「ああ、魔法技術が発達していて、存在する者は多少なりとも魔力を持つ そんな世界だ」
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