異世界への扉

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――回想―― 「勇輝~」 学校から帰る時だった オレを呼ぶ声が聞こえた 言いたいことはわかっているさ 「またカラオケかよ? 喉がもたないって」 「うわ、読まれた」 そりゃ三日連続でカラオケ行ってりゃ読めるわ 正直喉ガラガラ だからこう言う 「悪い、今日は異世界に行く予定なんだ」 「ゲームかよ」 今度はこっちが読まれたか…… そう、この時までは冗談で『異世界』という言葉を使った 今じゃ笑い話にしかならないな……冗談だけに
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