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扉の中に入れられた瞬間に意識が飛び、気を失った
目を覚ますと周りは真っ白
自分の身体以外見えるものがない
辺りを見渡しても何もない
見渡しているのかも怪しくなるくらいだ
地面はなく、浮いている
いや、浮いているというよりも水の中を浮かんでいる感じに近い
怖い
何だここ
どれだけ経っただろうか
何秒、何分、何時間
変化は無く、動いてもただあるのは白
不安で押し潰されそうだった
その時
周りの白が一点に集中し始めた
景色がカーテンのようになびき、青空が広がった
そしてオレは何故か落ちた
「痛っ!」
落ちた瞬間に無かったはずの地面に叩きつけられる
いきなりだったもんで尻餅をついてしまいました
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