あずま誕生日小説

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捕縛はやってきた兵士に任せ、あずまとセレは報告を済ませると医療室に向かった。 ベットで寝息をたてている天翔に、ほっと安堵する。 「ん…あずま坊ちゃん?」 目をあけた天翔があずまを見て瞬きする。 「何、あいつもう捕まえたのか。あ~わざわざ来させて悪い、パーティー行っててよかったのに。」 天翔の言葉にあずまはぱしりと天翔の頭を叩く。 「俺の代わりに死にかけといて放っておけるか。」 あずまの怒った顔に天翔は苦笑いして起き上がった。 「ありがとな、もう平気。会場戻ろうぜ。」 「え、もうちょっと寝てた方がいいんじゃ・・。」 あずまの言葉にへーきへーきと軽く返して天翔が室をでていく。 慌ててその後を追いかけてパーティー会場へともどる。
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