序章

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そして、両親が死んでから52日、妹が死んでから50日経った日、俺はあいつと出会ったんだ。 これは真っ黒な衣装に身を包み、鎌を持つ彼らの青春の物語だ。 彼らは奪い、悲しみ、苦しみ、涙を流し、そしてまた笑う。 そんな、忌み嫌われる彼らの物語だ。 始まりは……一人の少女から始まった。 自らを死を司る者だと言った彼女から──。
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