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「はい。もう目を開けてもいいですよ」
茜の指示にしたがって目を開ける。
すると、なんか学校っぽい場所の入り口に俺たちはいた。校門からは黒い制服を着た生徒たちが鞄を持って出てきていた。みんな怪訝な顔で俺たちを見てくる。
「ぽいというか学校ですよ。これが私の通っている『第六死神育成学校』です」
「第六?」
「はい。死神育成学校はいくつかあるんですよ」
「へぇ……」
茜は人間の世界と死神の世界は基本的に同じだと言っていたが……まさかここまで似てるとは……ってほど人間の世界の学校と酷似した外観。
門とか、体育館らしき建物もそっくりだ。つか、同じだ。
「それじゃあ、行きますよ?」
「どこに?」
「校長室です。そこで空さんの転入の手続きをして、それから死神になるために必要なことをします!」
「了解」
「じゃあ、行きますよ?」
俺たちは学校に足を踏み入れた。
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