死神育成学校

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周りを見ると男子は黒を基調としたブレザー、女子は茜と同じセーラー服のようだ。 「そのダッフルコートは?」 「あ、これは人間の世界に行くときは絶対着るんですよ。校長先生が『イメージは少し大切にしなさい』と」 「なるほどね…」 「でも、今は暑いだろ。コート脱げば?持っててやるから」 「え!?い、いいですよ!自分で持ちます!」 「いいって。パートナーなんだろ?少しは何かしないと。パートナーとして」 「じ、じゃあ…お言葉に甘えて…」 「あと、敬語もなし。同い年なんだから」 「わ、わかりま…わかったよ、空…//」 「顔赤いぞ?」 「き、気にしないでくださ…気にしないで!」 つ、続けるよ? と茜は軽く咳払いして説明を再開した。
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