一章…変わらない日常?

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ピピピピッ・・・ピピピピッ・・・ピピピピッ 「ん・・・むぅ・・・」 ピピピピッ・・・ピピピピッ・・・ピピピピッ 「むぅ・・・」 ペシッ・・・ペシッ・・・ ピピピピッ・・・ピピピピッ・・・ 「くぅ・・・」 バシッ・・・バシッ・・・ ピピピピッ・・・ピピピピッ・・・ 「むむむ・・・」 ベシッ・・・ベシッ・・・ ピピピピッ・・・ピピピピッ・・・ピピピピッ 「あぁー!もうッ・・・!」 ガバッ! 「うるさぁいッ!」 ・・・ いつものボクの朝は、なかなかって止まってくれない不親切な目覚まし時計と格闘することから始まる。 朝は一杯のコーヒーから始まる何て言うけど、生憎同居人の居ない、と言うか家族すら暮らしてないこの家ではそんなお洒落な贅沢なんて出来るわけもない。 そして、目覚まし時計との戦いはいつも、ボクの圧勝に終わる。 いつもなら・・・だけど。 ガンッ! 「&%#@〓$#'%,;$#&☆〓☆☆☆ーーーーーー!!!!!!!」 そう…いつもなら、今みたいに昨日たまたま友達の安藤に誕生日プレゼントで貰ったライトスタンドに思いっきり手をぶつけることだって無かったんだ・・・(涙)。 「くぅーー!安藤のやつ・・・(汗)」 なんだって急にプレゼントなんて・・・ 安藤曰く。 「ほらッ、お前の部屋色気ねえじゃん?だからアノコものにできないんだよ(笑)」 ・・・ということらしい。 「まったく・・・」 変に気をつかう奴だなぁ・・・ お節介な奴だけど、それが嬉しくも思える。 彼は、ボクがが心を許せる友達の一人だった。 紹介が遅くなったけど、ボクの名前は目次 湊(もくつぎ みなと)。 17才、男、容姿は・・・皆さんのご想像にお任せします(笑) というわけで、ちょっと違う朝を迎えて一日が始まる。 普段は信じられない位変わらない朝にちょっとした変化があったことを不気味に思いながら、ボクは自室のドアに手を掛けた。
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