To the end of...

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『なんで?逆ちゃう?お前がプレゼントされる方にやん、おめでとうって祝われる方やで…?』 「そうなんやけど、俺考えてん…俺がこの歳まで仕事できて、充実してられるんはお前のおかげなんちゃうかって。お前が隣に居ってくれるから、俺は生きてられる。やから今度の誕生日には、恋人に感謝の気持ちを伝えよう…いつも以上に愛しようって決めてん。」 やから受け取ってほしい 本当に感謝してる 俺をこんなに満たしてくれる… 俺の大切な人やから、俺以上に幸せになってほしい、 愛している… 頬に手が添えられる あかん、 泣いてしまいそうになる 目頭が痛い 藤原の気持ちに胸になにかが込み上げてくる ドキドキが止まらない 止め方もしらない 段々近づいてくる藤原の顔に、俺はゆっくりと目を瞑った 小さなリップ音と共に、唇が重なる 溢れた涙 これが嬉し泣きやってお前なら分かってくれるよな?
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