To the end of...

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唇がゆっくりと離れる 『…ふじわら、誕生日おめでと』 「おん、ありがと」 俺の目をじっと見つめる藤原に、 今度は俺からキスを仕掛ける 首に腕をまわし、体重をかけてやると俺の方に傾いてくる体 ポスンっと俺が先にソファーの上に倒れ、続いて藤原が俺の上に被さる 藤原の分厚い唇を、これでもかというくらい貪る 『は…ぁ、んん、』 「ん…ぅ…、っ」 藤原が俺の頭を撫でる 温かい掌に、また涙が出そうになる まわした腕に力がはいる 『ぷは…っ…ふじゃーら、』 「なに?いのもと…?」 ん?っと首を傾げる藤原に、俺は必死に笑顔をつくって答えてやる 『俺に幸せになってほしいんやったら、お前も幸せやなかったらあかん。俺の幸せはお前の幸せなんやで。【俺以上に幸せに】?違うやろ!一緒がええ…同じ幸せを手にしたい、それじゃあかんか?』 素直に言ってみた 本心やった 言い終われば、目をおもいっきり見開いた藤原 段々頬がピンク色に染まっていく 少しして、いつもの表情に戻った 「ほんま…敵わんわぁ…」 そう言うと、井本な額にキスを落とした
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