プロローグ

3/3
前へ
/42ページ
次へ
20xx年12月下旬。 雪降る寒空の下に笑い声が響く。 狂った天使の笑い声が響き渡る。 「・・・・ふふ・・・あっはっはっはっは!!」 天使の周りにいるのは口をきかない観客。 天使は狂ったように踊りだす。 誰も手を叩いてくれない、誰も拍手もしてくれない。 だって誰もいないから。 誰も生きてなんかいないんだから。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加