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「あ、あの…王妃様は?」
俺が何をやめるのか考えていたら、一人の兵士が聞いてきた
ロイ「あっれ?五分たったのに帰ってきてないな……なんでだ?」
様子でも見てみるかね
宙にスクリーンを出して、地獄廻り中の王妃を見てみる
数千の鬼が様々な武器を持ち、王妃に襲いかかっていた
しかし、王妃はなんと…
「私はこの程度の鬼に倒されるような女ではないのですよ!!」
鬼から奪ったであろう、身の丈ほどの大剣を振り回し
鬼を惨殺していた
ナニソレ…王妃つおい
シン「つおーい」
ギルマス「そういや…王妃になる前はギルドで活躍してたらしいな」
なんだそれ
「さ、さすがは王妃!美しい!」
ブタ…じゃねぇか、王様!あんたこの王妃のどこが美しいんだよ!!血塗れじゃねぇか!!
「権力という魅力にとりつかれて自分を見失っていたわ!!私はヴァルキリー!!民のために戦う女!」
大剣を天に掲げ、高々と叫ぶ王妃
あっそーもういいか
ロイ「王妃解除」
スクリーンを消して、魔法を解除すれば
服は綺麗になっているのに、手には大剣を握りしめた王妃が現れた
「あら?戻ったのね?」
なんで残念そうなんだよ
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