救世主

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ー“神(ファルシ)”ー 『神』と書いて“ファルシ”と呼ぶ。 人間界とは別次元に存在している“天界”の住人達を“神(ファルシ)”を呼称する。 天界または人間界の「バランス」を守るという意識を大昔から使命として抱いており、人間界を荒らす“悪魔(ヘルート)”達とは必然的に対立する関係にある。男女の別があり精神構造は人間と酷似しているが、老若の概念はあるが、寿命による自然死はなく、不老である。また、“悪魔”も同じく“生命の力”を自在に操る力を持っている。 『神威召喚』を応用した儀式を人間に行わせ、その全存在を捧げさせて、その空白を『聖痕』に見立てて“神”が『聖痕』の中に召喚・転移することで誕生するのが“救世主(アギト)”である。この儀式は“神”としての権能の元に喚ぶわけではなく、ただ代償を払わせて人間界に移動させるだけの作業に過ぎない。
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