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交差
朝七時気温零度
紅葉に積もる雪
季節が交差する
ため息混じりの白い息
尾を長く引いて溶けた
別に何かを考えている訳でもない
景色に心奪われているのか口を尖らせ吐く息
その行く先を眺めてる
白く長い想いの中に一体どれだけの思惑があるだろうそれもやがては…消える
感じる日差しの暖かさ
雪に反射する日差しの眩しさ
目で見えてるモノ以外にも命を感じる
そっと瞳を閉じてみる
まるで自分の体が煙の様に溶けて消えた
瞬間季節の交差する中に同化する
全てのモノに慈しみを
全てのモノに生を感じる
たとえば美しい月に心動かされ涙する
たとえば美しい朝焼けがいつまでも心に残る
いつまでもそんなふうに居られたら
少しは優しくできるかな?
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