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背中
目の前で窓の外を眺めている君
その背中に未来感じていた
もうずっと傍にいられるはず
疑わず眺めていた
だけど…
君が窓の外を見ているのはやがて新しい場所へ旅立つため…
僕はそんな事気付かず
ただずっと眺めていた
この広い世界
あなた求めさまよう
抱き締める体
持たないままに
瞳を閉じても
浮かぶのはあなたの背中
あなたの笑顔
思い出せないまま
僕はまだここにいる
君の居た場所から
外を眺める
バスを待つ人々が見えた
君も同じ景色を
見ていたんだろう
次の場所へ旅立つため
僕も旅立とうと思った
だけど…
この広い世界
何処へ行けばいいのか？
君の行き先も…
解らないのに…
瞳を閉じたままじゃ
進む事は出来ない
行く宛の無い
長い旅に出るため
大きく
深呼吸をひとつして…
僕は次のバスに乗る
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