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ピピピ……
慎二はベッドから腕を伸ばし、アラームを止める。
あれ?何でアラームかけちゃったんだろ。今日は日曜日で仕事は休みなのに。バカだな俺。まだ寝よう。
…………
甲高いアラーム音を聞いた後ではなかなか眠れない。
……しょうがねぇ。昨日借りたゾンビ映画でも観るか。
慎二はベッドから体を起こし、リビングに置いてあるゾンビ映画を取りに行く。
あったあった。ゾンビゾンビゾンビのBlu-rayバージョン。
慎二はゾンビ映画のBlu-rayを取り、専用機にセットし、スタートさせる。
俺的にはゾンビゾンビゾンビは結構古いやつだけどスゲーゾンビの死にかたとかリアルだから割りと好きなんだよな。
慎二は急いで台所に行き、日本酒と昨晩の残り物をテーブルに置く。
映画を観るのに酒とつまみは外せないよな。
慎二はソファに座りつまみはじめる。
テレビ画面には昔に制作されたとは思えないほどのリアルなゾンビの死体が映し出されていた。
なるほど……Blu-rayになっただけリアルさを増しているな。
ドンドン!
その時、ドアを叩く音が聞こえた。
大家か?家賃は払ったぞ。
慎二はBlu-rayを停止させ、ドアへ向かう。
「はいはい誰ですか?」
慎二がドアを開けた先には血だらけ、服はボロボロの男が立っていた。
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