ハイパーアパート 204号室

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「うおっ!あなたどうしました?大丈夫ですか?」 しかし男は慎二の言葉を無視し、噛みついてきた。 しかし、慎二はとっさに男を突き飛ばす。 男は大きく倒れた。 そして、慎二は台所に包丁を取りに行く。 ヤバイだろ……つーかこれマジでゾンビだろ……ゾンビって本当にいたんだ…… 慎二は包丁を握りしめ、玄関に向かう。 すると、そこにはさっきの男がいた。 「ア~ア~……ア~」 慎二はこの男がゾンビであって欲しいと思い、思いきり男の首に包丁をあてて思いきり引ききる。 男の首がずるりと落ち、首から血が吹き出し、壁を血濡らせて、男の体は力無く倒れた。 慎二は包丁を床に落とし、ガタガタ震えている。 やべぇ……人を殺しちまった……正当防衛になるよな…… すると、外から悲鳴が聞こえてきた。 「止めろー!」 「止めてくれー!」 「助けてくれー!」 「ウギャー!イテー!」 アパート外の商店街では大量のゾンビがいて人が食われている。 人々は腹を食いちぎられたりされ、内蔵が丸見えになっている。 まずいな……このままじゃ俺も食われちまう…… とりあえず災害時の避難場所の小学校に向かうか…… 慎二は部屋に戻り、必要な物をリュックに詰め込み、玄関にある包丁と自転車の鍵を取り、アパートの駐輪場に向かう。 駐輪場にある自分の自転車に鍵を差し込み回す。 カチャンと音と共に鍵が外れ、急いで自転車に乗り近くの小学校に向かうのであった。
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