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「うおっ!あなたどうしました?大丈夫ですか?」
しかし男は慎二の言葉を無視し、噛みついてきた。
しかし、慎二はとっさに男を突き飛ばす。
男は大きく倒れた。
そして、慎二は台所に包丁を取りに行く。
ヤバイだろ……つーかこれマジでゾンビだろ……ゾンビって本当にいたんだ……
慎二は包丁を握りしめ、玄関に向かう。
すると、そこにはさっきの男がいた。
「ア~ア~……ア~」
慎二はこの男がゾンビであって欲しいと思い、思いきり男の首に包丁をあてて思いきり引ききる。
男の首がずるりと落ち、首から血が吹き出し、壁を血濡らせて、男の体は力無く倒れた。
慎二は包丁を床に落とし、ガタガタ震えている。
やべぇ……人を殺しちまった……正当防衛になるよな……
すると、外から悲鳴が聞こえてきた。
「止めろー!」
「止めてくれー!」
「助けてくれー!」
「ウギャー!イテー!」
アパート外の商店街では大量のゾンビがいて人が食われている。
人々は腹を食いちぎられたりされ、内蔵が丸見えになっている。
まずいな……このままじゃ俺も食われちまう……
とりあえず災害時の避難場所の小学校に向かうか……
慎二は部屋に戻り、必要な物をリュックに詰め込み、玄関にある包丁と自転車の鍵を取り、アパートの駐輪場に向かう。
駐輪場にある自分の自転車に鍵を差し込み回す。
カチャンと音と共に鍵が外れ、急いで自転車に乗り近くの小学校に向かうのであった。
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