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それは昨日の話。
いや…
二週間前まで戻るか。
二週間前、俺はウェイターという極一般的なアルバイトについた。
まぁアルバイト経験の豊富な俺的には?レジうちも皿洗いもちょろいんだけどな~
バイト先には、見るからに出世できなさそうな店長と男運のない気の毒なおねーさんの青木さん、
それからバイトが数名
と、まぁこんな感じだな。
さて、このアルバイトのプロな俺
バイトに入ったその日からスーパーな活躍を見せたため研修期間は必要ないらしい。
時給がそのぶん上がるからありがたい。
と、まぁそんな感じで順調にバイトを始めた。
そこから昨日までは、な?
この美しい容姿を見込まれてか、フロア担当になっていた俺。
レディ達からのお誘いを受け流すのに苦労したぜ……
フッ……全く罪な男だな。
おっと、話が反れた。
とにかく、フロア担当になったんだよ。
…………
………
……
「おにーさーん!!
注文お願いしまーす!!」
「はーい!!
少々お待ちください」
今日もスーパービューティな俺、
レディ達から引っ張りだこである
忙しいとは言っても夕食をとる客のピークを過ぎた店内はわりと落ち着いている。
ここに来てからは初めて夜間のシフトに入った俺。
ちなみにこのファミレスは24時間年中無休と、都会のニーズに適応した店舗となっているらしい。
「……――ふぅ」
夕方の忙しい時間から日付の変わりかけたこの時間までフロアに出っぱなしだった俺は、夕食と休憩をとるためスタッフルームに戻ってきた。
大きめな机と椅子が四脚ポットとインスタントコーヒーが置いてある。
栄養ドリンクの空き瓶は店長かな
歳も結構いってる(頭髪から判断)みたいだし…身体を壊さないといいんだが…。
さて、
シフト表に休憩に入った時間を記入しないとな……
深夜からは店長と青木さん、俺、厨房のバイトが二人か。
早めに戻らねーとだな。
ふぁああ……
眠い。
とりあえずカフェインを摂取するか。
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