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今日は日差しが暖かくて…眠くなるような1日。
ご飯を食べた後だとなおさら…
今日は週2でしか機能していない部活に出なきゃいけない。
柚姫「だるい…」
その一言しか出ない。
午後の授業が終わり、ふらふら~と武道場へ向かう。
柚姫「こんにちは~」
挨拶をして、竹刀とか防具を準備する。
「こんにちは。今日はだるいよなぁ…」
柚姫「あ、紘幸先輩!やっぱりそうですよね!!」
この方は二年生の本村紘幸(モトムラ ヒロユキ)先輩。
私と一緒の剣道クラブの出身で、今は部活にしか出ていない。
紘幸「なんか、眠いよな?」
柚姫「はい…うとうと~…って感じです」
2人でくだらないおしゃべりをしていたら、マネージャーや他の部員がやってきた。
顧問「今日は他校の剣道部が来てるぞ~!」
顧問の一言で私は少しテンションが上がった。
柚姫「どこの高校ですか?」
顧問「東高校だよ。あの進学校で有名な」
東高校…
紘幸「なぁ…東高校ってながわっちがいる高校じゃね?」
-ドキン!
そう…
東高校はながわっちが通っている高校なのだ。
ちょっぴり…嫌なんだけど…
顧問「さぁ、準備を済ませろよ!」
「「「はいっ」」」
みんなテキパキ動いているのに、私はだらだらと動く…
ながわっちと稽古なんてしたら、私…集中出来ないよ…
はぁ…とため息をもらして更衣室へ。
ゆっくりと制服から剣道着に着替える。
柚姫「ふぅ…仕方ないよね…」
切り替えて、更衣室を出た。
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