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稽古は2時間近くで終わり、帰る準備を始めた。
ながわっちは奈緒先輩と楽しそうに話をしていた。
私はそんな2人を見たくないから、更衣室へ直行した。
早く着替えて、早く学校から出たかった。
ただの噂話なのに…
信じちゃう私…
柚姫「お先失礼します」
私はわずか数分で帰宅準備を終わらせた。
顧問「おぅ!」
顧問に挨拶をして、私は素早く校門へ。
柚姫「はぁ…はぁ…」
走りまくって、最寄り駅まできて、電車に乗ることができた。
近くのショッピングセンターがある駅で降りて、ファミレスへ。
お腹も空いたし…
何も考えずにここまで来たんだし…
ファミレス行って、お店見て帰ろう。
注文して、一息ついた時だった。
「柚姫先輩!」
女の子の声が私を呼ぶ。
振り返れば剣道クラブの後輩達がいた。
柚姫「珍しいね!こんな所で会うなんて」
後輩1「ちょっと買い物に来てたんですよ!」
柚姫「へぇ~そうなんだ」
後輩2「そういえば、柚姫先輩知ってます?ながわっち先輩のこと」
-ドクン
柚姫「え?」
嫌な予感…
ながわっちの事…?
後輩3「奈緒先輩と付き合ってるらしいですよ!柚姫先輩なら知ってましたよね?」
知ってましたよね?
そんなわけないよ。
知らないよ…
柚姫「初耳だよ!なにそれ~」
わざと明るく、噂話に興味があるように聞いた。
後輩2「そうだったんですか~!教えますよ!」
後輩達は私の席に座り、店員に席を移動した事を伝えた。
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