第3話 噂話

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稽古は2時間近くで終わり、帰る準備を始めた。 ながわっちは奈緒先輩と楽しそうに話をしていた。 私はそんな2人を見たくないから、更衣室へ直行した。 早く着替えて、早く学校から出たかった。 ただの噂話なのに… 信じちゃう私… 柚姫「お先失礼します」 私はわずか数分で帰宅準備を終わらせた。 顧問「おぅ!」 顧問に挨拶をして、私は素早く校門へ。 柚姫「はぁ…はぁ…」 走りまくって、最寄り駅まできて、電車に乗ることができた。 近くのショッピングセンターがある駅で降りて、ファミレスへ。 お腹も空いたし… 何も考えずにここまで来たんだし… ファミレス行って、お店見て帰ろう。 注文して、一息ついた時だった。 「柚姫先輩!」 女の子の声が私を呼ぶ。 振り返れば剣道クラブの後輩達がいた。 柚姫「珍しいね!こんな所で会うなんて」 後輩1「ちょっと買い物に来てたんですよ!」 柚姫「へぇ~そうなんだ」 後輩2「そういえば、柚姫先輩知ってます?ながわっち先輩のこと」 -ドクン 柚姫「え?」 嫌な予感… ながわっちの事…? 後輩3「奈緒先輩と付き合ってるらしいですよ!柚姫先輩なら知ってましたよね?」 知ってましたよね? そんなわけないよ。 知らないよ… 柚姫「初耳だよ!なにそれ~」 わざと明るく、噂話に興味があるように聞いた。 後輩2「そうだったんですか~!教えますよ!」 後輩達は私の席に座り、店員に席を移動した事を伝えた。
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