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後輩1「噂によれば、奈緒先輩が告白したらしいですよ?」
告白…
後輩2「それで、ながわっち先輩がOKしたらしいです」
そうなんだ…
後輩3「もう3カ月になるんじゃないんですか?」
そんなに長いんだ…
私…気づかなかった。
自分の気持ちも…
ながわっちの事も…
柚姫「全然知らなかった~!」
ながわっちの事なら誰にも負けないくらい知っているつもりだった。
後輩2「ながわっち先輩と言えば、大学は県外に行くらしいですよ!」
柚姫「え?うそ!?」
これも知らなかった…
後輩1「お父さんの後を継ぐんですよね~…カッコイイですよ!」
ながわっちのお父さんは小さな保育園を経営している。
ながわっちは一人っ子だから後を継がなきゃいけない。
知っていたけど…
県外に行くなんて知らなかった。
私はながわっちの事…
ちっとも知らなかったんだね…
柚姫「確かに、カッコイイね」
ただの噂話だよね?
と信じたい私だけど…
後輩達の話を聞いたら、噂話とは思えなくなった。
柚姫「じゃ、またね」
後輩達と別れて、帰宅する。
ながわっちが付き合ってる…
大学は県外…
色んな事が頭を駆け巡って…
パンクしそう…
大好きだと、最近知って…
ずっといたいと思っていたのに…
涙が出そうになった私…
「あれ…?柚姫じゃん」
声をかけられたから涙が引っ込んじゃった…
柚姫「へ…?」
声のした方を見た。
そこには…
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