第1話 気づいた気持ち。

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しばらくながわっちと話をしていると、お兄ちゃんが降りてきた。 柚姫「お兄ちゃん!遅いよ!!」 聖也「おめぇー!!さっきまで行くの嫌がってたヤツに言われたかねぇよ!!」 お兄ちゃんは若干怒っているみたいだったけど気にしない♪ ながわっちとお兄ちゃんと3人で剣道クラブへ。 剣道クラブでは後輩たちが笑顔で私達を迎えてくれた。 やっぱり、ながわっちは人気。 なんとなく…ながわっちと距離が出来てしまう… 仕方ないよね。 みんなのながわっちだもん。 ながわっちは忙しそうに稽古の準備をする。 私も後輩たちに紛れ、ながわっちの稽古を受ける。 面をかぶって、構える。 凛とした雰囲気のながわっち… やはり実力者のお兄ちゃんより格段と上のながわっち。 構え方や、声の出し方まで1つ1つが違う。 特別な感じがする。 柚姫「お願いします!」 ようやくながわっちの個別稽古の順番が回ってきた♪ 長和「おぅ!みっちりやってやるからな!!」 ながわっちは笑顔で稽古をしてくれた。 長和「柚姫は竹刀がぶれるから--」 間違っている所があると、丁寧に分かりやすく教えてくれる。 そんなながわっちに憧れて、もう何年も経つ。 一緒にいるとワクワクするし… いつも笑っているし… 強いし… 何より、一緒にいて楽しい。 だから憧れてるんだ。 長和「って…柚姫~、聞いてるか~?」 ながわっちの声でふと我に帰る。 柚姫「き、聞いてましたっ!!」 長和「本当に…?んじゃ、なんで竹刀がぶれるの?」 柚姫「えっと………力が無いから…?」 長和「そうそう!力が無いからプルプルしちゃうんだなぁ~!!って…ちげぇよ!」 乗りツッコミってwww
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