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しばらくながわっちと話をしていると、お兄ちゃんが降りてきた。
柚姫「お兄ちゃん!遅いよ!!」
聖也「おめぇー!!さっきまで行くの嫌がってたヤツに言われたかねぇよ!!」
お兄ちゃんは若干怒っているみたいだったけど気にしない♪
ながわっちとお兄ちゃんと3人で剣道クラブへ。
剣道クラブでは後輩たちが笑顔で私達を迎えてくれた。
やっぱり、ながわっちは人気。
なんとなく…ながわっちと距離が出来てしまう…
仕方ないよね。
みんなのながわっちだもん。
ながわっちは忙しそうに稽古の準備をする。
私も後輩たちに紛れ、ながわっちの稽古を受ける。
面をかぶって、構える。
凛とした雰囲気のながわっち…
やはり実力者のお兄ちゃんより格段と上のながわっち。
構え方や、声の出し方まで1つ1つが違う。
特別な感じがする。
柚姫「お願いします!」
ようやくながわっちの個別稽古の順番が回ってきた♪
長和「おぅ!みっちりやってやるからな!!」
ながわっちは笑顔で稽古をしてくれた。
長和「柚姫は竹刀がぶれるから--」
間違っている所があると、丁寧に分かりやすく教えてくれる。
そんなながわっちに憧れて、もう何年も経つ。
一緒にいるとワクワクするし…
いつも笑っているし…
強いし…
何より、一緒にいて楽しい。
だから憧れてるんだ。
長和「って…柚姫~、聞いてるか~?」
ながわっちの声でふと我に帰る。
柚姫「き、聞いてましたっ!!」
長和「本当に…?んじゃ、なんで竹刀がぶれるの?」
柚姫「えっと………力が無いから…?」
長和「そうそう!力が無いからプルプルしちゃうんだなぁ~!!って…ちげぇよ!」
乗りツッコミってwww
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