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後輩のせい(?)で私はとある気持ちに気づいた。
憧れの先輩である安堂長和先輩が好きだという気持ちだ。
小さい頃からずっと一緒で、面倒見が良いお兄さん的存在だ。
長和「柚姫~、帰るぞ~!」
-ドキッ!!
ながわっちの声にドキドキしてしまった…
柚姫「う、うん!!」
私は慌ててながわっちとお兄ちゃんの元へ。
ながわっちとお兄ちゃんは仲良くおしゃべりをしながら歩く。
そんな2人の間を私はいつも割り込む。
けれど…
"好き"と分かったら…
そんな事出来るはずもない。
「あ、ながわっちだ!」
1人の女性がやってきた。
長和「ん?奈緒か。どうしたん?」
奈緒…?
あ、確かながわっちの同級生か!!
寺島奈緒(テラシマ ナオ)さん。
あんまり話した事はないけど…一応ながわっちの高校の剣道部らしい。
たまにながわっちの高校へ剣道をするんだけど…
その中にいる先輩の1人だ。
部活の事で話しているんだろうなぁ~と思っていた私。
聖也「ながわっち、先帰ります!」
お兄ちゃんの言葉でながわっちは振り返った。
長和「おぅ!またな!!」
ながわっちは笑顔で返事をした。
別れたくないけど…仕方ないよね。
お兄ちゃんの後を追うように歩き出すと…
長和「柚姫、またな!」
ながわっちはとびっきりの笑顔で手を振っていた。
柚姫「は、はい!!さようなら!」
夕日できらめくながわっちの笑顔に再びドキドキしながら帰宅した。
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