第2話 素直になれない…

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帰宅してからお風呂に入り、部屋でのんびりくつろいでいた。 お気に入りの音楽をかけて、マンガを読む。 この時間が一番好きなんだよね! ピンポーン! 夜の7時を過ぎた頃だろうか… いきなりインターホンが響いた。 私の部屋は玄関から遠い二階の部屋。 その向かいにお兄ちゃんの部屋がある。 母「あら~………じゃない……く………たわね~………」 お母さんの声が聞こえたんだけど、音楽でハッキリとは聞こえない。 うん、私には関係ないね!! そう判断した私は再びマンガを読み始めた。 -コンコン! ノックの音で私は音楽を止めてドアを開けた。 聖也「夕飯出来たから降りて来いって」 柚姫「分かった」 ミュージックプレイヤーの電源を切って、部屋の電灯を消した。 ぱたぱたと一階に降りて、リビングへ。 そこにはお父さんとお兄ちゃんがのんびりテレビを見ていて… お母さんはキッチンで忙しそうに動いていた。 私も手伝お~と思いながらキッチンへ向かう。 柚姫「今日はすき焼き?」 母「そうよ~!野菜洗って」 柚姫「はぁい」 久しぶりのご馳走にワクワクしていた。 父「長和!こっちに座りな~」 ん…? 長和…? チラリとテーブルを見れば 長和「はい」 笑顔のながわっちがいた!! -ドキドキ!! 胸がバクバクして… 顔が熱くなってきたよ~… 母「持って行って~」 柚姫「うっ、うんっ!!」 ドキドキしている胸を押さえながら食器や食材を運ぶ。
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