第2話 素直になれない…

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運び終えた私は自分の席に座る。 長和「あ、おばさんココに座るんすよね~」 ながわっちは立ち上がり、私の隣に座った。 って、なんでー!? 私の向かいにはお兄ちゃんが座り、隣は空いている。 上座の方にお父さん、下座にお母さん。 だからお兄ちゃんの隣に座れば良いのに…私の隣に座っちゃうの!? 聖也「いただきまーす」 お兄ちゃんは肉~!肉~!と元気よく食べる。 私もお兄ちゃんに負けじと食べる。 長和「美味いわぁ~!!」 ながわっちはうなずきながら食べていた。 なんだか、喉が乾いたなぁ… 麦茶持ってこようかな~ そう思い、席を立ち冷蔵庫へ向かった。 柚姫「麦茶飲む人~?」 キッチンから尋ねると、 聖也「飲む!」 長和「俺も飲む」 柚姫「はぁい」 3人分のコップと麦茶を持ってきた。 私は自分の分を入れて… 柚姫「あとは自分で入れてね~」 そう言って再びすき焼きを食べる。 おいしいなぁ~!! 長和「え~…柚姫入れてくれよ~」 ながわっちが子供っぽくお願いする。 柚姫「っ~…嫌だ」 何故だろう… とっさに出てきた言葉… お願いされたら普通にしてあげるのに… 今日は違う… 長和「なっ!!頼むよ~」 更に子供っぽくお願いしてくる。 嘘泣きの仕草までするながわっち… これ以上見てると胸がバクバクしすぎて壊れちゃいそう… 柚姫「わっ、分かったよっ!」 麦茶を注ぐと… 長和「ありがとう!」 すごく喜んでいた。 またキュンとしてしまった。
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