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運び終えた私は自分の席に座る。
長和「あ、おばさんココに座るんすよね~」
ながわっちは立ち上がり、私の隣に座った。
って、なんでー!?
私の向かいにはお兄ちゃんが座り、隣は空いている。
上座の方にお父さん、下座にお母さん。
だからお兄ちゃんの隣に座れば良いのに…私の隣に座っちゃうの!?
聖也「いただきまーす」
お兄ちゃんは肉~!肉~!と元気よく食べる。
私もお兄ちゃんに負けじと食べる。
長和「美味いわぁ~!!」
ながわっちはうなずきながら食べていた。
なんだか、喉が乾いたなぁ…
麦茶持ってこようかな~
そう思い、席を立ち冷蔵庫へ向かった。
柚姫「麦茶飲む人~?」
キッチンから尋ねると、
聖也「飲む!」
長和「俺も飲む」
柚姫「はぁい」
3人分のコップと麦茶を持ってきた。
私は自分の分を入れて…
柚姫「あとは自分で入れてね~」
そう言って再びすき焼きを食べる。
おいしいなぁ~!!
長和「え~…柚姫入れてくれよ~」
ながわっちが子供っぽくお願いする。
柚姫「っ~…嫌だ」
何故だろう…
とっさに出てきた言葉…
お願いされたら普通にしてあげるのに…
今日は違う…
長和「なっ!!頼むよ~」
更に子供っぽくお願いしてくる。
嘘泣きの仕草までするながわっち…
これ以上見てると胸がバクバクしすぎて壊れちゃいそう…
柚姫「わっ、分かったよっ!」
麦茶を注ぐと…
長和「ありがとう!」
すごく喜んでいた。
またキュンとしてしまった。
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