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AM 08:00 「涼介様、今日はお車ですか?」 「あぁ、」 「わかりました」 僕が山田家に仕えてもうすぐ1 年が経とうとしていた。 涼介様と僕が高校入学してから 仕えているから仕事にはだいぶ 慣れてきた。 だけど未だに、なんで僕が指名 されたのか分からない。 友だちでもなければ、 クラスメートでもない。 喋ったことさえも無かった。 そんなに目立つこともない僕が なんで涼介様に…。 「裕翔、行こ」 「はい」 涼介様とは同じ学校、同じ学年 だから毎日一緒に登校している。 この時間が僕は、好き。 .
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