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「!涼、介様…」 後ろから声がしたと思ったら今 まさに話していた人の声。 瞬時に振り向くと眉間にシワを 寄せた涼介様。 (…あぁ、やってしまった。) 「だからそれやめろ。敬語も」 「ですが…、」 「…じゃあ命令」 「っ、わかった」 僕は執事だから、主人の命令は 絶対な訳で。 たとえその命令がどんな事でも 僕はそれを聞かなきゃダメ。 「で、誰が優しくないって?」 「…だって涼介、イジワルばっ  かり言うし」 「イジワル?」 「い、一緒に寝ろ、とか…」 「イヤなのか?」 「あ、たりまえじゃん!」 一緒に寝ろなんて、僕からする とかなり恥ずかしくて、ただの 意地悪にしか感じられない。 .
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