ただ僕の側に

２

「…大ちゃんはどうなの？」

「え？」

「高木と、」

「…あぁ」

「その返事だと進展無し？」

「…まぁね…」

俺は、自分の執事である高木雄
也が好き。

もちろん、…恋愛対象として。
執事としてなんてこれっぽっち
も見ていない。

この想いを伝えたとき、雄也も
俺を好きだと言ってくれて、俺
たちは恋人になった。

…だけどそれは、形だけ。

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