6/12
前へ
/189ページ
次へ
そこには、苦しそうに顔を 歪ませている雄也。 あぁ、言っちゃだめだったんだ めんどくさいって思われたかな 気持ち悪いって、思われたかな 「………」 長い沈黙。 そんな雰囲気に耐え切れなくな ったのか、雄也が口を開いた。 「なんでそんな事言うんだよ」 沈黙に響いた、雄也の声。 苦しそうな、声だった。 「……、」 「俺が大貴を嫌いな訳ないだろ」 「え…?」 顔を上げると雄也が苦しそうに 俺を見ていた。 じゃあどうしてそんなに、 苦しそうなの…? .
/189ページ

最初のコメントを投稿しよう!

243人が本棚に入れています
本棚に追加