プロローグ

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近づくが少年は僕に気づかない 僕は少年の前で目線をあわせるようにしゃがむ 少年は僕に気づき、いきなり視界に入ってきた僕に困ったようで固まってしまう そんな少年に安心させるように優しく微笑みかけた 鞄からハンカチを取り出して差し出す 少年は首を傾げてハンカチを受け取ろうとしない 僕は受け取ってくれるまで待つ しばらくしてから少年はハンカチを受け取り涙を拭う   
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