プロローグ

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できるだけ優しく聞こえるように、どうしたのかきく 少年は小さな声で、ありがとうと言った 顔を伏せていて目が合う事はなかったけれど、僕はそれに微笑み言葉を返す 『どういたしまして。…また会えると良いですね』 立ち上がり、最後に挨拶をして少年とわかれた もう少しで家に着くという所で、足を止めて思う ハンカチを少年に渡したままなのを今さら、思い出す どうしようもないから深く考えずに家に帰った   
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