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軌跡の光パン屋編2
2011年9月末
鎌田「栗山、突っ立ってないで作業しろよ」
栗山「はい」
栗山「あと年金手帳持ってるくるの明後日でもいいですか？」
鎌田「何で？」
栗山「明日用事あります」
鎌田「年金手帳ないと社会保険はいれないからな」
伏見「シール貼れよ、貼ってないだろ」
栗山「何のシールですか」
伏見「たまごだよ」
栗山「あとこれ準備しときます」
佐藤「何で黒豚カレーなん？」
伏見「それピロシキの生地だろ」
栗山「黒豚じゃないんですか」
伏見「ちゃんとここに書いてあること用意しろよ、前から何度も言われてるけどさ」
栗山「障害があるからです」
伏見「それ鎌田さんに言ってあるの？」
栗山「いえ」
伏見「何で言わないの」
栗山「話したほうがいいですか」
伏見「当たり前じゃん」
栗山「話があります」
鎌田「なに」
栗山「障害があります」
鎌田「そんなこと聞いてないんだけど、何の障害」
栗山「精神です」
鎌田「それ面接んとき言ってないよな？もう二ヶ月近く経ってるぞ、前の会社にも言わなかったのか」
栗山「あとから言いました、面接のとき言えと言われました」
鎌田「面接のとき言って欲しかったな、かと言って今更やめさせるなんてしないけどさ、もう入社してしまったから頑張ってもらわないとな。わかった小川さんにもそういっとく、そういう面で仕事覚えるのに時間がかかるんだよな？やる気はあるんだよな？」
栗山「はい」
鎌田「すぐに覚えられなくていいから真面目にやれよ、あとさっきみたいに突っ立ってたら怒鳴る場合だってある、それは気をつけろよ」
栗山「はい」
秋葉「優しいね」
鎌田「誰が」
秋葉「鎌田くん」
鎌田「優しくねーよ、そんなんいうなら秋葉さんのほうが優しいじゃん」
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