―第一話― 帰宅要望

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颯粱学園。 約二年前から男子校ではなく共学校になった私立校だ。 その門前に、颯粱学園の制服とは違うデザインの制服を身に纏っている二人の女子がいた 「ねぇ、由芽…?本当にここが明日から通う学校なの?」 一人は、女子の平均位の身長で少し鋭い、けれどとても澄んだ目をしていて、人を惹き付けるような、かつ冷たい印象を与えるような不思議な雰囲気を持っている少女 名は庄峯莎雪(しょうほうさゆき) 「……莎雪、何度聞いても変わらない。ここがこの前莎雪の叔父さんが言っていた、明日から俺たちが通う颯粱学園だ。」 一人は、身長は低めのクールそうな格好いい少年……ではなく少女 名は星凪由芽(せいなぎゆめ) この二人の少女は明日から颯粱学園に通うみたいだが莎雪は納得がいっていないのか先程から何度も同じ質問を由芽にしていた .
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